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NHK文化センター青山教室 2021年1月期西洋美術史講座 [NHK文化センター公開講座]


NHK文化センター青山教室 2021年1月期西洋美術史講座


ロマネスクの旅

―ピレネー東部の美術と建築―

 


スペイン・ロマネスクの旅図6.jpg


 

講師: 玉川大学芸術学部教授 小倉康之


■日程:  

第1回 3/ 8(月) 10:30-12:00  ピレネー東部の教会堂―カタルーニャ地方の歴史と建築

第2回 3/15(月) 10:30-12:00  カタルーニャ・ロマネスクの美術Ⅰ―タウイの壁画を中心に―

第3回 3/29(月) 10:30-12:00  カタルーニャ・ロマネスクの美術Ⅱ―柱頭彫刻を「読む」方法―


全3回


■講義概要: 

 世界遺産にも指定された、ボイ谷、タウイのサン・クリメン聖堂を中心に、12世紀のカタルーニャ・ロマネスク美術を取りあげます。ピレネー山中の素朴な石積みの教会は、周囲の美しい自然と響き合い、訪れる人の心を捉えます。その時、何が美しいと感じさせるのでしょうか。スペイン・ロマネスクにおける「美」の本質に迫ります。

また、カタルーニャ・ロマネスク壁画の力強い形と線、色鮮やかな色彩は、この地方独自の魅力を感じさせます。その特質を他の地方の作品との比較を通じて明らかにしていきます。第3回の講義では、12世紀に数多く作られた回廊の中から特に優れたものを選び、柱頭彫刻の象徴的意味について考察します。



■講師プロフィール:

小倉康之(おぐら・やすゆき) 1968年千葉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。東京藝術大学大学院美術研究科修士・博士後期課程修了。博士(美術)。西洋美術史(建築図像学)専攻。著書・論文: 『イメージとテキスト』 『イメージとパトロン』(共著、ブリュッケ社)、『現代スペイン読本』(共著, 丸善)、 『レオナルド・ダ・ヴィンチの世界』(共著、東京堂出版)、「第二次シュパイヤー大聖堂のアプシスと霊廟建築」(『美學』 第212号)など。現在、玉川大学芸術学部メディア・デザイン学科教授、共立女子大学文芸学部・実践女子大学文学部非常勤講師。