玉川大学芸術学部講演会のお知らせ [講演・公開講座のご案内]
玉川大学芸術学部講演会
日時: 2010年11月6日 (土)、7日 (日) 13:00-16:00
場所: 玉川大学視聴覚センター101教室
アクセス: http://www.tamagawa.jp/access/index.html
主催: 玉川大学芸術学部
入場料: 無料(予約不要・自由席)
A. シンポジウム
ジャポニスムへの眼差し -サブカルチャーの誘惑-
11月6日(土) 13:00-16:00 司会: 本学教授 加藤悦子
1. 「ドイツ語圏のジャポニスム-1873年のウィーン万博とその影響-」
本学准教授 小倉康之
2. 「ジャポニスムの開始と終息-19世紀後半のフランスをめぐって-」
特別講師 宮崎克己
3. 「ジャポニスムの美学と粋の系譜」
本学教授 三井秀樹
4. 「海外における日本のアニメ -その人気をどう捉えるべきか- 」
特別講師 津堅信之
5. ディスカッション パネリスト+参加者
B. 公開講座・授業成果報告会
理論と実践 -芸術教育の新しい試み-
11月7日(日) 13:00-16:00 司会: 本学准教授 林卓行
1. 開会の辞 「玉川の芸術教育」
本学教授 中村慎一
2. 「描いて学ぶ美術の歴史-図像学・様式史入門-」
本学准教授 小倉康之
3. 「西洋美術史の教科書制作-機能性とデザイン性の研究-」
芸術学部4年 坂本志央里
4. 「動物を描いてみよう-知っているようで知らない動物のかたち-」
特別講師: 伊藤恵夫
※鉛筆と消しゴムを持参してください。
5. 閉会の辞 「今後の展望-玉川大学の新しい試み」
本学芸術学部長 梶原新三
講演者・発表者略歴:
宮崎 克己 (みやざき・かつみ)
1952年埼玉県に生まれる。東京大学、同大学院、パリ大学大学院などで美術史を学ぶ。石橋財団ブリヂストン美術館学芸課長、副館長などを歴任。専門はフランス近代絵画史、美術における日本と西洋の交流史。著書に『西洋絵画の到来』(日本経済新聞出版社、2007年)、『ジャポニスム入門』(共著、思文閣出版、2000年)、訳書に『セザンヌ』(岩波書店、2004年)、手がけた展覧会に「モネ展」(1994年、ブリヂストン美術館)、「ルノワール~異端児から巨匠への道」(2001年、同)など。ジャポニスム学会理事。
伊藤 恵夫 (いとう・よしお)
1958年東京生まれ。武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業後、国立科学博物館技術補佐員を経て、東京芸術大学大学院修士課程・博士後期課程修了。専攻:美術解剖学。博士(美術)。『ホネ事典』(日本語版監修)、『世界恐竜発見史』(日本語版監修)等。現在、武蔵野美術大学(生物学)、女子美術大学(生命科学)、横浜美術大学(美術解剖学)等で非常勤講師を務める。
津堅 信之 (つがた・のぶゆき)
アニメーション史研究家。1968年、兵庫県生まれ。近畿大学農学部卒業。大阪芸術大学講師、学習院大学大学院講師等を経て、2009年より京都精華大学アニメーション学科准教授。専門領域は日本アニメーション史。主な著書に、『日本アニメーションの力』 『アニメ作家としての手塚治虫』(以上NTT出版)、『アニメーション学入門』(平凡社新書)、『日本初のアニメーション作家北山清太郎』(臨川書店)などがある。
三井 秀樹 (みつい・ひでき)
1942年東京都生まれ。東京教育大学教育学部卒業。同大学教育学専攻科芸術学専攻修了。筑波大学芸術学系教授を経て、玉川大学芸術学部教授(筑波大学名誉教授)。専門は構成学、メディア・アート。著書: 『テクノロジーアート』 『美の構成学』 『フラクタル造形』 『ガーデニングの愉しみ』 『美のジャポニスム』 『形の美とは何か』 『かたちの日本美』 『メディアと芸術』 『オーガニックデザイン』 『新構成学』 『色彩デザイン学』 『建築とデザインのフラクタル幾何学』(共訳) ほか。
小倉 康之 (おぐら・やすゆき)
1968年千葉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。東京芸術大学大学院修士課程・博士後期課程修了。博士(美術)。西洋美術史(ロマネスク建築史、建築図像学)専攻。著書・論文: 『イメージとパトロン』(共著、ブリュッケ、2009)、『現代スペイン読本』(共著, 丸善, 2008)、「第二次シュパイヤー大聖堂のアプシスと霊廟建築」(『美學』 第212号)など。横浜美術短期大学・共立女子大学講師を経て、現在、玉川大学芸術学部准教授。
坂本 志央里 (さかもと・しおり)
本学芸術学部ビジュアル・アーツ学科所属の4年生。卒業研究にて「西洋美術史の教科書制作
-機能性とデザイン性の研究-」に取り組む。初学者向け美術書の制作を志している。出版のコンセプトや執筆、図版の作成、製本に至る全てのプロセスを体験しながら、理想の出版物を生み出すためのデザイン理論構築を目指す。
ポスター/リーフレット・デザイン: 坂本志央里