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朝日カルチャーセンター新宿10月期土曜講座 [朝日カルチャーセンター]

ロマネスクの美術と建築
―その起源を求めて―

中世ヨーロッパは「総合芸術」の時代です。建築と絵画・彫刻・工芸は一体化し、あたかも交響楽のように、ひとつの世界観を物語っています。建築と壁画や彫刻が密接に結びつき、象徴性に満ちたキリスト教美術をより深く理解するためには、美術史と建築史、二つの視座が必要となります。本講座では、まず教会堂の空間構成と建築装飾を図像学と様式史の視点から考察します。その上で、絵画や彫刻、工芸作品の主題を読み解き、建築のシンボリズムといかに関わっているかを考えます。

10月13日 キリスト教美術の源流-禁教時代の埋葬美術
11月10日 集中式建築とバシリカ式教会堂-ロマネスク建築の起源
12月 8日 初期キリスト教時代の絵画と彫刻-ローマ・ラヴェンナを中心に

日時   土曜日  10:30~12:30  全3回
場所   新宿住友ビル7階 朝日カルチャーセンター(申し込みは4階受付)

http://www.acc-web.co.jp/sinjyuku/index.html

この講座では、ロマネスクの美術・建築の特質について再考するため、その起源に遡り、初期キリスト教美術とロマネスク美術の比較を試みます。例えば、エルサレムの聖墳墓教会、ローマのサント・ステファノ円形堂をロマネスクの集中式聖堂の造形的起源として捉え、両者の共通点と相違点を検証します。また、初期キリスト教時代のモザイク壁画の様式と図像について考え、後のロマネスク美術にどのような影響を及ぼしたのかについて考えます。


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