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朝日カルチャーセンター新宿4月期教養講座 [朝日カルチャーセンター]

中世ヨーロッパの教会堂
北イタリアの盛期ロマネスク建築

講師 玉川大学准教授 小倉 康之

 ミラノのサンタンブロージオ聖堂、コモ湖湖畔の教会堂、ピアチェンツァおよびデモナの大聖堂など、北イタリアの典雅なロマネスク建築は枚挙にいとまがありません。本講座では、ロンバルディア、エミリア・ロマーニャ州に分布する盛期ロマネスク様式の教会建築についてお話しします。北イタリアの建築を、まずスライドで鑑賞しましょう。その上で、様式史の観点から、造形的起源と建築様式の変遷を論じます。同時に、建築図像学の方法論について、建築の各部が担う象徴的意味を読み解きます。

第1回 4月17日   ロンバルディア州の教会堂
第2回 5月15日   エミリア・ロマーニャ州の教会堂
第3回 6月19日   北イタリアのロマネスク聖堂-歴史的定位の再考

<講師紹介>小倉 康之(おぐら やすゆき) 
 1968年千葉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。東京藝術大学大学院美術研究科修士・博士後期課程修了。博士(美術)。西洋美術史(ロマネスク建築, 建築図像学)専攻。著書・論文: 『イメージとパトロン』(共著、ブリュッケ、2009)、『現代スペイン読本』(共著, 丸善, 2008)、 『レオナルド・ダ・ヴィンチの世界』(共著、東京堂出版、2007)、『イメージとテキスト』(共著, ブリュッケ, 2007)、「第二次シュパイヤー大聖堂のアプシスと霊廟建築」(『美學』 第212号)など。現在、玉川大学芸術学部准教授、共立女子大学非常勤講師。