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朝日カルチャーセンター新宿7月期教養講座 [朝日カルチャーセンター]

キリスト教絵画を「読む」
-キリスト教図像の「誕生」-

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ロヒール・ファン・デル・ウェイデン「キリスト降誕」《ブラデリン祭壇画》部分

本講義では、「誕生」をキーワードに図像に踏み込んでいきます。第一回ではキリスト自身の誕生がどう描かれたか、という降誕の絵画についてご紹介します。そして、第二回ではカタコンベを中心に古代ローマの異教世界から、どのようにキリスト教の図像が生まれたかを見ます。第三回は、キリストの生涯を巡る数々の説話がどのように一連のエピソードとして選択されていったのかを追います。                                   

第1回 7月28日 
キリストの降誕図-ルネサンス絵画を中心に  
清泉女子大准教授  木川弘美

第2回 8月25日 
キリスト教美術の誕生-カタコンベを巡って  
立教大講師  山田香里

第3回 9月22日 
キリスト伝の成立-挿絵から壁画へ
共立女子大講師  毛塚実江子


日時  2012年 7/28、8/25、9/22 土曜日 10:00-12:00  3回
受講料  会員  8,820円(入会金は5,250円。70歳以上は入会無料、証明書が必要です)
一般 10,710円


<講師紹介>

木川 弘美(きがわ ひろみ) 東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。早稲田大学大学院文学研究科修士・博士後期課程修了。博士(文学)。同学助手、学術振興会特別研究員を経て、現在清泉女子大学文学部准教授。北方ルネサンス美術専攻。著書・論文:『人のイメージ:共存のシミュラークル』(共著 ありな書房 2011)、「ロベール・カンパンの《聖母子を描く聖ルカ》—その存在の有無に関する一考察—」(『清泉女子大学紀要』58号)、「15世紀の聖ヒエロニムス図像—アルプス以北とイタリアルネサンス—」(『清泉女子大学人文科学研究所年報』第18巻)など。


山田 香里(やまだ かおり) 東京都生まれ。立教大学文学部卒業。立教大学大学院文学研究科博士課程後期課程退学。在ローマ教皇庁立キリスト教考古学研究所修了。修士(神学)、修士(文学、キリスト教考古学専攻)。専門はキリスト教考古学、初期キリスト教美術。立教大学助手、関西学院大学神学部専任講師を経て現在は立教大学、フェリス女学院大学、聖心女子大学非常勤講師。著書・論文:『人間の光と闇』(共著 関西学院大学出版会2010)、「「トラディティオ・レギス図再考、ミラノ、サンタンブロジオ教会、スティリコの石棺に関する考察」(『神学研究』57号)など。


毛塚 実江子(けづか みえこ) 栃木県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。早稲田大学大学院文学研究科修士・博士後期課程修了。博士(文学)。中世スペイン美術、とくに写本挿絵を専攻。主要論文:「鳥と蛇の戦い ―ベアトゥス黙示録註解に描かれたキリスト教動物寓意図像の考察―」(『美学』第216号)、「レオンの『九六〇年聖書』写本の対観表装飾―福音書記者像表現を巡って」(『美術史』第165冊) 、「レオンの『九六〇年聖書』の対観表研究」(2009年度学位論文)。現在、早稲田大学プロジェクト研究所招聘研究員、共立女子大学文芸学部講師、東京造形大学非常勤講師。