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朝日カルチャーセンター新宿4月期水曜講座 [朝日カルチャーセンター]

西洋美術史20 ―古代・初期中世篇―

この講座では、一年間、全20回の講義を通して、古代から現代に至る西洋美術の流れを通観します。美術史の領域では、時代や地域による表現形式の違いを把握するために「様式」の概念を適用します。ロマネスク、ゴシック、ルネサンス、バロック・・・まず、それぞれの時代様式の特質についてお話しいたします。さらに、作品の主題や歴史的・社会的背景についての考察を行い、西洋美術の象徴的意味を読み取るための方法論について解説します。4月期は、古代オリエント美術からプレ・ロマネスク美術までを扱います。

【2007年4月期】 古代・初期中世篇

第1講 4/18 10:30-12:30 方法論(図像学と様式史)・古代オリエント美術
第2講 5/16 10:30-12:30 古代ギリシア・ローマ美術-西洋美術の源流-
第3講 5/30 10:30-12:30 初期キリスト教美術-キリスト教美術の誕生-
第4講 6/06 10:30-12:30 初期ビザンティン美術-ユスティニアヌス帝時代の芸術-
第5講 6/20 10:30-12:30 民族移動期の美術・カロリング朝美術-ローマ帝国の終焉と再生-



年間講義予定

【2007年7月期】 ロマネスク・ゴシック篇 
第 6 講  初期ロマネスク美術・中期ビザンティン美術
第 7 講  盛期ロマネスク美術
第 8 講  末期ロマネスク美術・初期ゴシック美術
第 9 講  盛期・後期ゴシック美術
第10講  初期ルネサンス美術

【2007年10月期】 ルネサンス・バロック篇
第11講  盛期ルネサンス美術(1) 
第12講  盛期ルネサンス美術(2)
第13講  マニエリスム・北方ルネサンス
第14講  バロック美術
第15講  ロココ美術と新古典主義

【2008年1月期】 近現代美術篇
第16講  ロマン主義・写実主義・印象主義
第17講  後期印象主義・象徴主義
第18講  世紀末美術
第19講  20世紀の建築・工芸・デザイン
第20講  現代の絵画と彫刻

http://www.acc-web.co.jp/sinjyuku/0701koza/A0901.html


朝日カルチャーセンター新宿4月期土曜講座 [朝日カルチャーセンター]

盛期ロマネスク建築 ―フランス、アルザス地方の聖堂と装飾―

フランスとドイツの間で揺れ動き、数奇な運命をたどってきたアルザス地方の景観は、思いの外穏やかで、この地方をめぐる争いの歴史をしばし忘れさせてくれます。ライン河とヴォージュ山脈に挟まれた緑豊かな大地には、ロマネスク期に建てられた美しい教会堂の数々が、今もひっそりと佇んでいます。本講座では、マルムティエの旧サンテティエンヌ修道院聖堂、ミュルバックのサン・レジェ聖堂を中心に、アルザスのロマネスク聖堂の特質について考察します。

第1回 4/14 10:30-12:30  アルザス地方の歴史と美術
第2回 5/12 10:30-12:30  マルムティエ、ロシェム、エッショー ―アルザス北部の建築―
第3回 6/90 10:30-12:30  ミュルバックとオットマルスハイム ―南アルザスの教会堂―

http://www.acc-web.co.jp/sinjyuku/0701koza/A0901.html


朝日カルチャーセンター横浜4月期講座 [朝日カルチャーセンター]

西洋美術の見方 ―ルネサンス・バロック絵画の主題と様式―

                                                        横浜美術短期大学講師  小倉康之
                                                        武蔵野美術大学講師     楠根圭子

ラファエロ <マリアの結婚> 1504年


本講座では、西洋美術への美術史学的アプローチ、「図像学」と「様式論」を実際の作品に即してわかりやすく解説します。絵画の主題を読み取るためには、どのような手順で考察を進めればよいのでしょうか。また、絵画作品の時代様式、画家の個人様式は、どのような方法によって見極められてきたのでしょうか。イタリア・ルネサンスとスペイン・バロックの巨匠たちによる作品を例にとり、絵画の主題と様式に関する実践的な方法論についてお話しいたします。

第1回 4/28(土) 10:00-12:00 
イタリア・ルネサンス絵画の主題と様式-聖母マリアと聖女の図像 (小倉康之)

第2回 5/26(土) 10:00-12:00 
スペイン・バロック絵画の主題-修道会とその創設者をめぐる図像 (楠根圭子)

楠根先生ご略歴: 東京外国語大学フランス語学科卒業。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程満期退学。基礎文化研究専攻(美術史学)。共著:『大塚国際美術館全作品集第四巻 バロック』、『旅を糧とする芸術家』、論文:「スルバランのラス・クエバス修道院連作に関する一考察」など。現在、武蔵野美術大学講師。

http://www.acc-web.com/yokohama/list.php?select_small=%B7%DD%BD%D1%A4%CB%BF%C6%A4%B7%A4%E0


ラフレさいたま特別講座 [朝日カルチャーセンター]

ラフレさいたま特別講座をご受講頂きました皆様へ

本日はご来聴頂き誠にありがとうございました。220名もの方にお越し頂き、講師としてはたいへん嬉しかったのですが、スクリーンの文字が見づらかったかと存じます。もう少しフォントを大きくすれば良かったのですが、いろいろ行き届かない点が多く、申し訳ありませんでした。

本日ご紹介しました美術作品の一部は、以下のアドレスをクリックしていただくと閲覧できます。海外のサイトに自動的に切り替わりますので、このページに戻るには、ブラウザの「戻る」ボタンをクリックしてください。

ブランカッチ礼拝堂壁画(聖ペテロ伝諸場面)
http://www.wga.hu/html/m/masolino/brancacc/index.html
http://www.wga.hu/html/m/masaccio/brancacc/index.html
http://www.wga.hu/html/l/lippi/flippino/brancacc/index.html
その他の絵画作品(アルファベット検索)
http://www.wga.hu/index1.html

ヴァチカン、サン・ピエトロ旧聖堂
http://blog.so-net.ne.jp/yosb/2006-06-05
サン・ピエトロ・イン・モントーリオ聖堂のテンピエット
http://blog.so-net.ne.jp/yosb/2006-07-17
ブラマンテ、新サン・ピエトロ大聖堂計画案
http://blog.so-net.ne.jp/yosb/2006-07-17-1

参考文献は以下の通りです。

ジェイムズ・ホール著、高階秀爾監修 『西洋美術解読事典』 河出書房新社、1988年

石鍋真澄著 『サン・ピエトロ大聖堂』 吉川弘文館、2000年

また、このブログで紹介しておりますヴェブサイト、Web Gallery of Artは、画像と簡単な作品データのみとなっております。ルネサンス美術を作家別にわかりやすく紹介した本として、

塚本博著 『すぐわかる 作家別 ルネサンスの美術』 東京美術、2006年

があります。

7月の講義と関連し、今月、恵泉女学園大学の池上英洋先生(私の大学院時代の先輩です)が、以下の本を出版なさいましたので、ご紹介いたします。レオナルド・ダ・ヴィンチに関する最新の文献です。

池上英洋著 『西洋絵画の巨匠8 レオナルド・ダ・ヴィンチ』 小学館、2007年

7月の講義では、レオナルドの建築についてもお話しいたしました。その内容は一部以下の書籍に収録され、3月頃出版される予定です。

池上英洋編著 『レオナルドの世界』 東京堂出版、近刊(2007年3月頃)

因みに、池上先生は間もなく開催予定の『レオナルド・ダ・ヴィンチ 天才の実像』展の日本側監修者です。

http://www.leonardo2007.jp/


朝日カルチャーセンター新宿1月期講座 [朝日カルチャーセンター]

長崎の天主堂
―ロマネスク・ゴシック様式の受容と変遷―

日本には、幕末から明治・大正期にかけて建設された教会堂が多数現存しています。中でも、長崎、外海地区や五島では、外国人宣教師や棟梁鉄川与助による優れた作例を見ることができます。19世紀後半、西洋建築は歴史主義の時代を迎えており、過去の様式のリバイバルが主流を占めていました。しかし、日本におけるロマネスク・ゴシック様式の受容は、西洋とは異なる過程を経ており、独自の特徴を備え、芸術的価値の高いものであると言うことができます。本講座では、西洋建築史の流れを踏まえつつ、天主堂建築の特質について考察します。

3月 8日 国宝大浦天主堂と潜伏キリシタン
3月15日 棟梁鉄川与助と五島列島の教会堂

日時 木曜日 10:30~12:30 全2回
場所 新宿住友ビル7階 朝日カルチャーセンター
http://www.acc-web.co.jp

長崎(上五島) 大曾教会堂 大正14年献堂 設計・施工:鉄川与助


朝日カルチャーセンター新宿1月期講座 [朝日カルチャーセンター]

盛期ロマネスク建築――南フランス・カタルーニャの回廊と彫刻――

本講座では、盛期ロマネスクの回廊と彫刻について考察します。まず、修道院建築の全体計画を検討し、聖堂と回廊、その他の付属施設の平面配置を把握します。ロマネスクの修道院では、どのような動線が設定され、回廊の空間はどのような目的で利用されていたのでしょうか。モワサックなど、南フランスの作例と、スペイン、カタルーニャ地方の作例を比較し、彫刻の意味と配置を考えつつ、回廊の象徴的意味を読み解いていきます。

第1回 1/13 10:30-12:30  フランスとスペインの修道院聖堂と回廊-建築の機能とシンボリズム
第2回 2/10 10:30-12:30  カタルーニャの回廊と彫刻-ラ・セウ・ドゥルジェイ、リポイ、ジローナなど
第3回 3/10 10:30-12:30  南フランスの回廊空間-モワサック、セナンク、その他

日時 曜日 10:30~12:30 全2回
場所 新宿住友ビル7階 朝日カルチャーセンター
http://www.acc-web.co.jp

 

ラ・セウ・ドゥルジェイ大聖堂の回廊


朝日カルチャーセンター横浜1月期講座 [朝日カルチャーセンター]

スペイン・ロマネスクとイスラームの美術――サンティアゴ巡礼と異文化交流――

スペイン・ロマネスクの美術と建築は、一般にフランスから移植されたものだと言われています。確かに、12世紀において、サンティアゴ巡礼路がスペイン、フランス両国の盛んな文化的交流を促したことは事実です。しかし、それは決して一方通行だったのではなく、相互的・同時的な交流であったと考えるべきだと言えるでしょう。本講座では、フランスで完成されたロマネスク美術がスペインに伝播したものだとする通説を覆し、スペイン・ロマネスクの独自性、イスラーム美術との影響関係について論じます。そして、ピレネー山脈の北から南に伝わったもの、南から北に伝播した要素について、実際の作品に即した考察を行います。

 
第1回 1/27(土)13:00-15:00 サンティアゴ巡礼路の美術と建築
第2回 2/27(土)13:00-15:00 ムデハル建築とイスラーム・スペイン
第3回 3/24(土)13:00-15:00 スペイン・ロマネスクにおけるイスラーム美術の影響

場所 ルミネ横浜8階 朝日カルチャーセンター横浜

http://www.acc-web.com/yokohama/search.php


ラフレさいたま特別講座 [朝日カルチャーセンター]

朝日カルチャーセンター・朝日新聞社共催 ラフレさいたま特別講座

7/25

イタリア・ルネサンスの楽しみ方

-レオナルド・ダ・ヴィンチの手稿とブラマンテの建築 -  

講師: 小倉 康之

レオナルド・ダ・ヴィンチは手稿と呼ばれる膨大なメモを残しました。そこには集中式建築の図面も描かれています。同時期に活躍した建築家ブラマンテも、集中式の教会堂を手がけました。本講座では、二人の巨匠を中心に、ルネサンス建築の楽しみ方についてお話します。豊富な写真資料によって、二人の作品を鑑賞しましょう。(講師記)

◆ 会 場 ラフレさいたま 5F桃の間 (JR さいたま新都心駅より徒歩 約7分) 

◆ 定 員 130名   

◆ 時 間 7月25日(火)午前10:30~12:00  

◆ 受講料 700円(事前に朝日カルチャーセンター(下記)までお申し込みください)

◆ お問い合わせ  朝日カルチャーセンター事業部  TEL 03-3344-2041


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盛期ロマネスク建築-ドイツ、ライン地方の聖堂と装飾- 参考資料 [朝日カルチャーセンター]

■『ベンノー伝』の記述
これまで言及してきたように、ベンノー司教の建築的技能は、非常に熟練度の高いものであった。だとすれば、明白な根拠があるわけではないが、概して留守にしがちであったベンノー司教が、遠隔地にありながら我々の修道院聖堂を建築したとも考え得るのである。彼は決して修道院建設をあきらめず、建築監理を他の者に移管することによって、遠隔地にいることも苦にしなかったように、熱心に建築に取り組んだのである。
ベンノーは王の命令によってシュパイヤーの街に呼び寄せられ、あの最も崇高なものへと高められてはいたが、建築の巨大さ故に不用意にライン川の岸辺へと伸張していた教会を、最高度の才能と入念な整備、優れた建築的新手法によって完成した。また、河川の氾濫によって建物を転覆されないように、巨大な堤防(石造構築物)を建設したのである。
筆者による試訳。 原文は以下の通り。 Erat igitur architectoriae artis, ut iam supra meminimus, valde peritus. Quod si quis in his nostris aedificiis tantopere non apparere notaverit, sciat haec per eius absentiam maxima ex parte fuisse constructa, in quibus tanti extitit studii, ut ne expulsus quidem et longinquis regionibus morans per alios, quibus hoc iniunxerat, ab aedificando cessaverit. Unde regis imperio in Spirensem urbem adductus ecclesiam illam amplissime sublimatam et prae magnitudine operis minus caute in Rheni fluminis littus extentam maximo ingenio difficilique paratu egregii operis novitate perfecit, et immensas saxorum moles, ne fluminis illisione subverteretur, obstruxit.
■『オットー伝』の記述
しかし、皇帝はその著名にして困難なシュパイヤー大聖堂の建設工事を抱えていた。そして彼はあらゆる賢明にして巧みな建築家、建築工匠、石工、そしてその他の職人を国内から集めた。それどころか、彼は国外からもそうした技術者たちを呼び寄せたのである。そして、皇帝は毎年多量の金、銀、貨幣を消費し、その出費は莫大なものであった
その頃、偉大なる皇帝ハインリヒは、彼が帝王らしい寛大さをもって特別な敬意を寄せていた永遠の乙女マリアの栄光のために、壮大で感嘆すべきシュパイヤー大聖堂の建設を進めていた。ところが、工匠たちは神をも恐れず多量の資金を着服し、欺いて予算を使い果たしてしまった。そのため、しばしばその偉大なる建築は予算不足と相成った。それゆえ、このことに心を痛めていた皇帝は、彼の親密なる助言者であるオットーの忠言に従って、この建設事業の全指揮権を彼に委ねた。そして、オットーこそは、すでに何度も確かめられた高い学識を有する者であり、より大規模でより困難となっていた大聖堂建設の任務を遂行するのに適任者であったのである。オットーは慎重で賢明なやり方で、委ねられた任務にあたった。彼にとって、使徒の戒律に従って世界の支配者である皇帝のために尽くすことは、神に仕えるようなものとして理解されていたのである。彼はしばしば宮廷に出仕しつつ、大聖堂建設の任にあたっては、正しく資金を運用した。さらに彼は、その溢れんばかりの英知の証として、大聖堂の窓の調和に関し、熟慮の末の賢明なる処理法を皇帝に検討課題として提案した。こうしてオットーは、皇帝に対してばかりでなく、友としての諸侯に対しても変わらぬ誠実な親愛の情を示したので、彼らはオットーの知恵を神に感謝せずにはいられなかった。
■『ハインリッヒ4世伝』の記述
嗚呼、マインツの街よ、汝の大聖堂を廃墟から蘇らせるはずの、かの工匠ハインリッヒを失ってから後、汝はその誉れをも失ってしまった。自らの手で建設を始めたマインツ大聖堂を完成に導くことができるまで、彼が生きていてくれたならば、汝の大聖堂はかの名高きシュパイヤー大聖堂と肩を並べることができたであろうに。彼が礎石から驚嘆すべき建築と彫刻作品に至るまでを完成に導いたシュパイヤーの大聖堂は、古代の諸王のいかなる建設事業よりも素晴らしく、賞賛に値するものである。まだ自分の眼で見ることができないでいるものは、彼が大聖堂に献じた金や銀、その他の貴石、あるいは絹でできた宝飾品の数々を、にわかには信ずることができないであろう。

参考文献: ジョン オナイアンズ著 『建築オーダーの意味 ―古代・中世・ルネサンスの古典オーダー』 日高健一郎他訳, 中央公論美術出版, 2004年

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ACC新宿7月期講座 サンティアゴ巡礼路の教会堂 [朝日カルチャーセンター]

サンティアゴ巡礼路の教会堂
―スペイン・ロマネスクと南フランスの建築―

中世ヨーロッパでは、10世紀以降、聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラとフランス各地とを結ぶ道が整備され、巡礼者が盛んに行き来するようになりました。11世紀には、年間50万人もの人が巡礼に参加したと言われています。巡礼路都市にはロマネスク聖堂が相次いで建設され、教会の塔が天を目指してそびえ立ち、巡礼者たちの良き目印となっていました。本講座では、中世の建築史において「巡礼の道」が果たした役割に焦点をあて、スペイン北部と南フランスの教会堂を比較します。
                                                 8月 2日 サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂とスペイン北部の建築
9月 6日 南フランスのロマネスク聖堂
9月20日 サンティアゴ巡礼と建築-文化交流による建築様式の変遷-

水曜日  10:30~12:30  全3回

http://www.acc-web.co.jp/sinjyuku/0604koza/A0901.html


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