朝日カルチャーセンター・朝日新聞社共催ラフレさいたま特別講座のお知らせ [講演・公開講座のご案内]
イタリア・ルネサンスの絵画を“読む”
~ラファエロ作《アテナイの学堂》とベッカフーミの《聖ルキア》~
5/26(火) 10:30~12:00 (5F 桃の間)
玉川大学准教授 小倉 康之
本講義では、西洋絵画を読み解くための「鍵」について考えます。盛期ルネサンス・マニエリスムの絵画には、どのような意味が秘められているのでしょうか。レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロと並び称される偉大な画家ラファエロ。その代表作である《アテナイの学堂》の謎を解き、ベッカフーミの聖女像を例にとりながら、絵画の深い意味に迫るための方法論、図像学についてお話しいたします。多数のカラー写真で楽しい鑑賞のひと時を過ごしましょう。 (講師記)
◆講師紹介(おぐら・やすゆき)1968年千葉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。東京藝術大学大学院美術研究科修士・博士後期課程修了。博士(美術)。専攻は西洋美術史。著書・論文に『イメージとテキスト』(共著、ブリュッケ、2007)、『レオナルド・ダ・ヴィンチの世界』(共著、東京堂出版、2007)、「第二次シュパイヤー大聖堂のアプシスと霊廟建築」(『美学』第212号)などがある。現在、玉川大学芸術学部准教授。
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◆会 場: ラフレさいたま (JR さいたま新都心駅より徒歩 約7分)
5/20(水)、26(火)は5階「桃の間」、25(月)は3階「桜ホール」
◆定 員: 100名~400名程度
◆受講料: 800円
専修大学人文科学研究所定例研究会 [講演・公開講座のご案内]
専修大学人文科学研究所定例研究会
テーマ: 中世ヨーロッパの大聖堂
— 総合芸術としての教会建築を“読む” —
報告者: 小倉康之
日時: 2008年3月7日(金) 午後15時30分より
会場: 生田校舎校舎10号館204教室
報告概要: 建築と絵画、彫刻、そして工芸。これらが一体となり、中世の宇宙観を表現したものがロマネスク・ゴシックの「大聖堂」である。文字が読めない人々も、視覚言語を介してならば、直感的に教義を理解することができた。しかし、現代人にとって、その解読は極めて難しい。大聖堂のかたちや色は、一体何を意味しているのだろうか。ロマネスクのシュパイヤー大聖堂(ドイツ)、ゴシックのシャルトル大聖堂(フランス)を中心に、中世建築のシンボリズムについて考える。(主に写真を用いたプレゼンテーションとなります。)
http://www.senshu-u.ac.jp/~off1016/
イタリア言語・文化研究会第99回例会 [講演・公開講座のご案内]
イタリア言語・文化研究会
第99回例会(早稲田大学イタリア研究所主催)
(1)報告者: 森田学
テーマ: 歌唱イタリア語の発音をめぐって
―美しいイタリア語の発音に向けて―
(2)報告者: 小倉康之
テーマ: ロマネスク様式の起源
―ロンバルディアとカタルーニャの教会建築について―
日時:2008年3月8日(土)午後3時から
会場:早稲田大学戸山(文学部)キャンパス第2会議室(構内に入ってすぐのプレハブ仮設校舎2階)
http://www.waseda.jp/prj-med_inst/projects/italianj.html
http://www.waseda.jp/prj-med_inst/index.html
横浜スペイン協会 スペイン・サロンのお知らせ [講演・公開講座のご案内]
スペイン・ロマネスクの教会堂
―カタルーニャ様式の起源について―
日時: 2007年10月20日(土) 13:30~15:30
場所: かながわ県民サポートセンター 4階/405号室
講師: 小倉康之
参加費: 会員 1,000円 一般 1,200円
http://www.yokohama-spain.org/
JIAトーク2007のお知らせ [講演・公開講座のご案内]
日本建築家協会主催 JIAトーク2007
第3回
田原桂一 「光の彫刻」
日時: 9月26日(水) 18:30-20:30
場所: 建築家会館(詳細はリンク先をご参照ください)
参加費: 無料(要予約)
http://www.jia.or.jp/event/event/2007/0926talk_frm.htm
中央大学クレセント・アカデミー [講演・公開講座のご案内]
中央大学クレセント・アカデミー2007年度総合講座(秋期)
もうひとつのヨーロッパ -美術と歴史のまん中と周縁-
内 容
ヨーロッパの別の顔を楽しむ講座です。美術史学ばかりでなく歴史学の分野から、しかも全国から先生方をお招きしています。石に刻まれたヴァイキングの美術、ロッククライミングしないと辿りつけないエチオピアの岩窟教会、ポーランドのロマネスク聖堂など、ちょっと珍しいお話もあれば、ローマに行ったらぜひ見たいイタリア・バロック美術の面白さを丁寧に読み解いたり、誰でも知っている画家ミケランジェロやセザンヌをちょっと違った角度で眺めたり。ヨーロッパ千年の歴史を美術をみながら辿ります。
〈ロマネスク美術のひろがり〉 10/13 金沢
11世紀から12世紀、ヨーロッパに花開いたロマネスク美術には、独特の魅力があります。強い日差しを避けてひんやりとした堂内に入ったときの心地よさ、野原の真ん中にぽつんと建つ聖堂をようやく見つけたときの喜びは忘れられません。しかし、ふと振り返ってみると、同じ「ロマネスク」でも、国によってさまざま。講義では、スペイン、イタリア、フランス、そしてポーランドやイギリスのロマネスクを比較しながら、ロマネスクの国際性について考えます。
〈ヴァイキング美術とルーン石碑〉 10/20 小澤
ヴァイキングは単なる略奪者ではない。彼らは同時代のヨーロッパ世界にあって、類まれなる装飾芸術を生み出した。身体宝飾、宗教器具、武器、ヴァイキング船、ルーン石碑・・・。いずれも他のヨーロッパ世界では見ることのできない文様が、特異な文法にしたがって刻印されている。このようなヴァイキング芸術は、どのようにして生成し、どのような機能を果たしていたのだろうか。それが生み出された紀元千年前後のスカンディナヴィア社会というコンテクストの中に置きなおすことによって、考えてみたい。
〈イタリア・バロック美術の成立と展開〉 10/27 宮下
バロック美術は、西洋が生んだもっとも西洋らしい美術といわれ、イタリア美術の中心をなしているといっても過言ではありません。それは、絵画・彫刻・建築が結びついた演劇的な総合芸術でした。この講義では、バロック美術の創始者カラヴァッジョから、天才彫刻家・建築家ベルニーニを経て、まばゆい天井画にいたるイタリアのバロック美術の展開をわかりやすく説明いたします。
〈エチオピアのキリスト教美術〉 11/10 米倉
エチオピア北部ティグレ地方は標高が高く、その地形を生かした、凝灰岩の岩山を穿った岩窟教会堂が多数あるが、その中には豊かな内部装飾が施されたものもある。これらの調査に基づき、壁画のブログラムや図像様式を考察する。同時に史的・地理的背景などを解説しながら、エチオピア独特の聖人図像やイエズス会が持ち込んだ聖母子図の影響などにも触れる。さらに、岩窟教会堂の保存や修復、「文化遺産」と観光といった問題にも言及したい。
〈セザンヌのリンゴをめぐって〉 11/17 安藤
セザンヌは「リンゴ一つでパリ中を驚かしてやる!」と仲間に言った通り、リンゴに象徴されるセザンヌの静物画は、見る者全てに驚嘆させる力を持って私たちに迫ってきます。セザンヌは第一回印象展にピサロの薦めに従って参加し、印象派たちとの交流がありましたが、印象派の絵画を越える作品を目指し、生涯をとおして様々な造形的な挑戦を行っています。本講座では、セザンヌの造形性を同時代の印象派の画家たちと関連性や次世代の画家たちへの影響とともにご紹介したいと思います。
〈ミケランジェロの建築〉 11/24 小倉
イタリア・ルネサンスを代表する彫刻家ミケランジェロ・ブオナローティは、システィーナ礼拝堂壁画を描いた画家としても著名です。しかし、彼が偉大な建築家でもあることは、しばしば見過ごされています。彼は70歳を過ぎてからヴァチカン、サン・ピエトロ大聖堂の主任建築家となり、カンピドリオ広場の整備計画、フィレンツェのラウレンツィアーナ図書館階段室などを手がけました。この講義では、ミケランジェロの建築に注目し、その歴史的定位についてお話し致します。
その他
講師
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小澤 実(おざわ みのる)
国際医療福祉大学非常勤講師
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宮下 規久朗(みやした きくろう)
神戸大学大学院人文学研究科准教授
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金沢 百枝(かなざわ ももえ)
國學院大學非常勤講師
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米倉 立子(よねくら りうこ)
西南学院大学博物館学芸員
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安藤 智子(あんどう ともこ)
茨城大学人文学部非常勤講師
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小倉 康之(おぐら やすゆき)
講座コード A2612
曜日・時間 土曜日 11:00~12:30
開講日 春期6回
5/19、6/2・9・16・23・30
秋期6回
10/13・20・27、11/10・17・24
開講場所 駿河台記念館
費 用 秋期 14,000円
http://www2.tamacc.chuo-u.ac.jp/crescent/
http://www2.tamacc.chuo-u.ac.jp/crescent/cre17s/A3612.htm
学習院生涯学習センター・秋講座 [講演・公開講座のご案内]
学習院生涯学習センター スペイン美術講座
講座名
スペイン美術入門~芸術家・その生涯と作品
講座概要
近年ようやく日本で紹介される機会が増えたスペイン美術を鑑賞するために、スペインの代表的な芸術家を取り上げ、その生涯と代表作を当時の歴史的、社会的背景を盛り込みながらご紹介します。今期は19世紀末~20世紀にかけて活躍した芸術家たち―ガウディ、ピカソ、ダリ―を中心に取り上げます。
講師
木下亮 (昭和女子大学教授)
松田健児(上智大学講師)
小倉康之
講座日程
10/9~12/11 火曜日 全5回 19:00~20:30
10月 9日 アントニ・ガウディの建築とスペイン・ゴシックの大聖堂 (小倉康之)
10月23日 ガウディとその時代-世紀末のバルセロナ (小倉康之)
11月13日 ピカソ芸術とスペインにおける批評・展覧会・芸術政策 (松田健児)
11月27日 ピカソ芸術と内戦以降のスペイン美術 (松田健児)
12月11日 ダリとバルセロナのシュルレアリスム (木下亮)
http://open.gakushuin.ac.jp/blog/course/world/#C031
ミケランジェロの芸術と生涯 [講演・公開講座のご案内]
三菱養和会こころとからだの健康セミナー受講者の皆様
昨日はお暑い中、ご来聴いただき、ありがとうございました。120名もの方にご来場頂き、とてもやり甲斐のある講座でした。キャンセル待ちをしてくださった方には、何度もご連絡をいただき、たいへんご面倒をお掛けいたしました。また、残念ながらご参加頂けなかった方には、本当に申し訳なく思っております。いつかまたミケランジェロをテーマとした講座を企画したいと思っておりますので、いましばらくお待ち頂けますようお願い申し上げます。
昨日の講座では、ミケランジェロの生涯を「健康」という観点から見直し、自分なりにいろいろ発見がありました。これまでは「芸術」面ばかりに注目しておりましたので、その創作活動を支えた身体的・精神的健康について考えたことはありませんでした。今回の講座を機会に、視点を変えてミケランジェロの手紙や詩、伝記を読み直してみたところ、芸術家ミケランジェロとは違った「人間」ミケランジェロが見えてきました。このような機会を頂きました関係者の皆様、ご受講くださった皆様には、深く感謝致しております。
講義の中で引用したミケランジェロの手紙などの出典は以下の通りです。
ミケランジェロ・ブオナローティ著
『ミケランジェロの詩と手紙』 高田博厚訳(岩崎美術社, 1978)
『ミケランジェロの手紙』 杉浦明平訳(岩波書店, 1995)
アスカニオ・コンディヴィ著
『ミケランジェロ伝』 高田博厚訳(岩崎美術社, 1978)
ジョルジョ・ヴァザーリ著
『ルネサンス画人伝』 平川祐弘他訳(白水社, 1982)
その他、手軽なものとしては、以下の小説があります。書簡や伝記と比較してみた限り、ミケランジェロの実像に近いという印象を抱きました。やや重々しい表現が多いのですが・・・(ミケランジェロの精神生活における「暗い」面が誇張されているような気がいたしました。) とはいえ、最後まで一気に読ませる力を持った素晴らしい作品だと思います。
ロマン・ロラン著
『ミケランジェロの生涯』 高田博厚訳(岩波書店, 1963)
また、当日チラシを配布させて頂きましたが、レオナルド・ダ・ヴィンチの生涯と比べてみるのも興味深いと思われます。以下の拙著(共著)『レオナルド・ダ・ヴィンチの世界』第3部をご参照ください。その他、レオナルドの手稿については、杉浦明平訳のものが岩波文庫から出ています。
http://blog.so-net.ne.jp/yosb/archive/c35377322
それでは、またお目にかかれる機会を楽しみにしております。ありがとうございました。
三菱養和 こころとからだの健康セミナー [講演・公開講座のご案内]
三菱養和
こころとからだの健康セミナー
「ミケランジェロの芸術と生涯 -天才の長寿と生命力-」
【講義概要】
イタリア・ルネサンスの巨匠、ミケランジェロ・ブオナローティ。1564年、ローマで死去。享年89歳。神に愛された芸術家は、晩年になっても衰えず、生涯現役を貫き通しました。戦乱のイタリアを、太く長く生き抜いたミケランジェロの生命力は、一体何を源としていたのでしょうか。大理石巨像「ダヴィデ」やシスティーナ礼拝堂壁画など、ミケランジェロによる傑作をスライドで鑑賞しつつ考えます。
講師:小倉康之
主催:財団法人三菱養和会
協力:朝日カルチャーセンター
会場:財団法人三菱養和会 巣鴨スポーツセンター本館4階B会議室
http://www.yowakai.org/area/sugamo.html
日時:2007年8月1日 午前10:30-12:00
参加費: 無料(要予約)
対象:18歳以上(高校生を除く)
定員:120名(定員になり次第締め切らせていただきます)
お申し込み:巣鴨スポーツセンター 03ー3915-2711
※7月4日午前10時より電話受付開始
お問い合わせ:朝日カルチャーセンター事業部 03-3344-2041
(月~金9:30-19:00・土は18:30まで)
*キャンセルの際には必ずご連絡いただきますようお願いいたします。
恵泉女学園大学スプリング・フェスタ [講演・公開講座のご案内]
シンポジウム
「レオナルド・ダ・ヴィンチの世界―各分野から見たその実像」
日時: 5月26日(土曜日) 14:00~16:45
会場: 恵泉女学園大学 J202教室(大階段教室)
主催: 恵泉女学園大学、平和文化研究所、社会・人文学会
後援: 朝日新聞社
入場無料 申し込み不要
※混雑が予想されますので、早めに座席を確保なさることをお勧めいたします。
14:00~14:15 池上英洋: 新しいレオナルド像
14:15~14:30 小倉康之: 建築家としてのレオナルド
14:30~14:45 田畑伸悟: 工学者としてのレオナルド
14:45~15:00 田中久美子: 北方とレオナルド
15:00~15:15 藤田英親: レオナルドの医学・解剖学
15:15~15:30 <休憩>
15:30~15:45 森田学: レオナルドの音楽・演劇
15:45~16:00 伊藤淳: レオナルドの彫刻とモニュメント
16:00~16:15 小谷太郎: 天文学者としてのレオナルド
16:15~16:30 大竹秀実: レオナルドの技法と修復
16:30~16:45 谷口英理: レオナルドと日本
http://www.keisen.ac.jp/univ/index.htm
http://www.keisen.ac.jp/univ/session/k10.htm