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NHK文化センター町田教室2020年10月期一日講座 [NHK文化センター公開講座]

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世界遺産 「アーヘン大聖堂」
-カール大帝崇敬と二重礼拝堂の系譜-
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■講師: 
玉川大学芸術学部教授 小倉康之
■日程: 
10月13日(火)10:30-12:00
■講義概要:
カロリング朝フランク王国の王であったカールは、西暦800年に戴冠して「カール大帝」となり、キリスト教帝国を創始しました。没後はアーヘンの宮廷礼拝堂(現在のアーヘン大聖堂)に埋葬され、理想的君主として崇敬の対象となり、1165年、フリードリッヒ1世(バルバロッサ)の時代に列聖されています。アーヘンに造営されたカール大帝の宮廷礼拝堂は、中世ヨーロッパの美術と建築に多大な影響を与えました。この講座では、アーヘン大聖堂を中心に、オットマルサイムの教会堂(アルザス地方)、シュパイヤーの二重礼拝堂(ライン河流域)、シュヴァルツラインドルフの二重聖堂(ボン近郊)など、集中式建築、二重礼拝堂の系譜について考察します。後半はシュヴァルツラインドルフのロマネスク壁画を読み解き、絵画と建築が一体化した総合芸術としての見かたについてお話しします。

NHK文化センター青山教室2021年1月期西洋美術史講座 [NHK文化センター公開講座]

ロマネスクの旅
―ピレネー東部の美術と建築―
講師: 玉川大学芸術学部教授 小倉康之
■日程:  
第1回 1/18(月) 10:30-12:00  
ピレネー東部の教会堂―カタルーニャ地方の歴史と建築
第2回 2/15(月) 10:30-12:00  
カタルーニャ・ロマネスクの美術Ⅰ―タウイの壁画を中心に―
第3回 3/15(月) 10:30-12:00   
カタルーニャ・ロマネスクの美術Ⅱ―柱頭彫刻を「読む」方法―
全3回
■講義概要
世界遺産にも指定された、ボイ谷、タウイのサン・クリメン聖堂を中心に、12世紀のカタルーニャ・ロマネスク美術を取りあげます。ピレネー山中の素朴な石積みの教会は、周囲の美しい自然と響き合い、訪れる人の心を捉えます。その時、何が美しいと感じさせるのでしょうか。スペイン・ロマネスクにおける「美」の本質に迫ります。
また、カタルーニャ・ロマネスク壁画の力強い形と線、色鮮やかな色彩は、この地方独自の魅力を感じさせます。その特質を他の地方の作品との比較を通じて明らかにしていきます。第3回の講義では、12世紀に数多く作られた回廊の中から特に優れたものを選び、柱頭彫刻の象徴的意味について考察します。


NHK文化センター青山教室2020年10月期西洋美術史講座 [NHK文化センター公開講座]

ロマネスクの旅
―北イタリアの美術と建築―
講師: 玉川大学芸術学部教授 小倉康之
■日程:  
第1回 10/19(月) 10:30-12:00  
ロンバルディア地方の歴史と美術
第2回 11/16(月) 10:30-12:00  
ロマネスク美術の起源――ミラノ、コモの教会堂を中心に
第3回 12/21(月) 10:30-12:00  
エミリア・ロマーニャ州の教会堂――盛期ロマネスクの美術と建築
全3回
■講義概要
ヨーロッパ各地を旅するように、地図や写真を用いてロマネスクの美術と建築を鑑賞する講座です。教会堂のシンボリズム、柱頭彫刻や壁画の様式について考察します。
ミラノのサンタンブロージオ聖堂、コモ湖畔の教会堂、モデナ大聖堂など、北イタリアの優れたロマネスク建築は枚挙にいとまがありません。本講座では、ロンバルディア地方とエミリア・ロマーニャ地方のロマネスク様式の教会堂についてお話しします。北イタリアのロマネスク聖堂を、まずスライドで鑑賞し、その上で建築の各部や壁画、彫刻が担う象徴的な意味内容を読み解きます。


論文のダウンロード:「シュパイヤー大聖堂の小型ギャラリー―象徴的意味と宗教上の機能について―」 [ロマネスク美術]

シュパイヤー大聖堂の小型ギャラリー 
―象徴的意味と宗教上の機能について―
以下のページからダウンロードできるようになりました。
アイテムタイプ 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper
言語 日本語
キーワード シュパイヤー大聖堂, 小型ギャラリー, 小人ギャラリー, ロマネスク建築
英訳タイトル The Dwarf Gallery of Speyer Cathedral ―A Study on Its Symbolic Meaning and Religious Function―
著者 小倉 康之
内容記述  
ロマネスク建築を特徴づける建築要素の一つは「小型ギャラリー」である。中でもシュパイヤー大聖堂の小型ギャラリーは、最も美しく完成度の高いものとして名高い。本稿では、その象徴的意味と宗教上の機能についての考察を行う。これまではイタリアのロンバルディア地方が小型ギャラリーと盛期ロマネスク建築の起源であると言われてきた。しかし、トリーア大聖堂とシュパイヤー大聖堂では、ロンバルディア地方よりも半世紀以上も早くこの建築要素が用いられた。また、小型ギャラリーは単なる装飾的要素であると捉えられてきたが、皇帝崇拝や聖遺物の顕示の儀式と結びつき、宗教上・政治上の機能、および象徴的意味を有していたと考えられる。
雑誌名 玉川大学芸術学部研究紀要
号 11
ページ 1 - 15
発行年 2020-03-31
ISSN 1881-6517
書誌レコードID AA12407929
著者版フラグ publisher


エルサレムの聖墳墓教会 関連リンク [玉川大学芸術学部]

以下、エルサレムの聖墳墓教会、ケンブリッジの聖墳墓教会の画像へのリンクです。














以下は小倉の授業の配付資料ダウンロードページです。授業時にお知らせしたパスワードでロックされています。受講者のみアクセス可能となっていますのでご承知おきください。


トスカーナの集中式建築と建築図像学に関する資料(PDF拡大文字版)です。授業時にお知らせしたパスワードを入力し、ダウンロードしてください。




エルサレムの聖墳墓教会と建築図像学に関する資料(PDF拡大文字版・縦長画面)です。授業時にお知らせしたパスワードを入力し、ダウンロードしてください。




同じ文献の見開きページ(横長画面用)です。




NHKカルチャーラジオ(水)芸術その魅力《2020.4月期》  [NHK文化センター公開講座]

中世ヨーロッパの大聖堂

―総合芸術の世界―


■講師: 玉川大学芸術学部教授 小倉康之


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■講座概要:

ヨーロッパの都市を訪れ、高くそびえる大聖堂の塔、石造の巨大なドームを仰ぐ時、多くの人が強い感銘を受けます。その時、私たちの心を捉えるのは、中世建築の技術的、物質的側面だけではありません。ロマネスク・ゴシックの大聖堂は、西洋の精神文化の所産であり、建築が壁画や彫刻と一体化し、ひとつの世界観を表す「総合芸術」です。本講座では、パリのノートルダム大聖堂を中心に、ケルン大聖堂、サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂を取り上げ、エルサレムの聖墳墓教会、ヴァチカンの旧サン・ピエトロ大聖堂との関連性についてお話しします。


■放送回数:13回 


■放送日:2020年4月~6月 水曜日20:30~21:00 (再)翌週水曜日10:00~10:30


第1回  パリのノートルダム大聖堂Ⅰ ―聖堂史と火災・修復―

第2回  パリのノートルダム大聖堂Ⅱ ―ステンドグラスと建築空間―

第3回  パリのノートルダム大聖堂Ⅲ ―西正面のシンボリズム―

第4回  サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂Ⅰ ―巡礼と美術―

第5回  サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂Ⅱ ―イスラームとの異文化接触―

第6回  サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂Ⅲ ―レコンキスタと十字軍―

第7回  エルサレムの聖墳墓教会Ⅰ ―集中式建築について―

第8回  エルサレムの聖墳墓教会Ⅱ ―円形堂の内部立面とゴシック建築―

第9回  ローマ、ヴァチカンのサン・ピエトロ旧聖堂Ⅰ ―バシリカ式聖堂について―

第10回 ローマ、ヴァチカンのサン・ピエトロ旧聖堂Ⅱ ―建築と壁画―

第11回 ケルン大聖堂Ⅰ ―聖堂史と12のロマネスク聖堂―

第12回 ケルン大聖堂Ⅱ ―聖遺物崇敬とゴシック建築―

第13回 ケルン大聖堂Ⅲ ―まとめ: ケルト・ゲルマンの自然観とゴシック芸術―


■URL:



2020年4月期 NHK文化センター町田教室 通史講座 [NHK文化センター公開講座]

西洋美術史40講
―古代オリエント・ギリシア篇―
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■講師:玉川大学教授 小倉康之
■日程:  
第1回  4/28(火)  10:30-12:00  イントロダクション・原始美術
第2回  5/12(火)  10:30-12:00  古代オリエントの美術と建築I―メソポタミアとペルシア
第3回  5/26(火)  10:30-12:00  古代オリエントの美術と建築II―エジプト
第4回  6/09(火)  10:30-12:00  クレタ・ミュケナイとギリシア美術I
第5回  6/23(火)  10:30-12:00  ギリシア美術II・ギリシア建築
■講義概要: 
この講座では、2年間、全40回の講義を通して、古代から現代に至る西洋美術および西洋建築の流れを通観します。5回で完結する講座を8期続けて行い、全体として美術・建築の通史とする形式となっていますので、途中から、あるいは一部のみの受講も可能です。
美術史・建築史の分野では、時代や地域による表現形式の違いを把握するために、「様式」の概念を適用します。ロマネスク、ゴシック、ルネサンス、バロックなど、それぞれの時代様式の特質についてお話しいたします。また、作品の主題や歴史的・社会的背景についての考察を行い、西洋美術の主題、象徴的意味を理解するための方法論、「図像学」に基づいて解説します。4月期は、原始美術、古代オリエント・ギリシアの美術作品と建築を取り上げます。
■NHK文化センター町田教室HP:
■講座案内パンフレット(PDFファイルのダウンロード):

2020年4月期 NHK文化センター町田教室 一日講座 [NHK文化センター公開講座]

パリのノートル・ダム
―フランス・ゴシックの美術と建築―
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■講師: 玉川大学教授 小倉康之
■日程: 4月14日(火) 10:30-12:00
■講義概要:
ヨーロッパの都市を訪れ、高くそびえる大聖堂の塔、石造の巨大なドームを仰ぐ時、多くの人が強い感銘を受けます。その時、私たちの心を捉えるのは、中世建築の技術的、物質的側面だけではありません。ゴシックの大聖堂は西洋の精神文化の所産であり、建築がステンドグラスや彫刻と一体化し、ひとつの世界観を表す「総合芸術」です。本講座では、パリ大聖堂を中心に、フランスの初期ゴシック建築および美術を取り上げ、歴史的価値とシンボリズムについてお話しします。また、パリ大聖堂の火災、その後の修復についても考察します。
■NHK文化センター町田教室HP:
■講座案内パンフレット(PDFファイルのダウンロード):